_MG_2808

旭山赤絵四方小皿

By admin, 2017/02/04

 

年が明けてからあっという間に立春ですね。

来週は雪の予報もあり、寒い日が続きますが少しずつ春の気配を感じるのが楽しみな時期でもあります。

さて、本日は鮮やかな細い線で椿などの花や瓜が描かれた華やかな赤絵の小皿をご紹介いたします。

 

旭山赤絵四方小皿(明治)

縦  4cm
横  4cm
高さ 2cm

 

_MG_2794

 (表の様子)

_MG_2796

(裏の様子)

 

_MG_2796 2
(高台には「旭山」の銘)

 

器形は四方入隅で厚みがあり、浅い陽刻に上絵が施されています。

さし 色の緑と黄色が爽やかで赤の色も濃淡がついており、少し青みがかった釉薬が全体を引き締めています。

裏の側面には雨竜がのんびりと空を泳いでいるかのように描かれています。

_MG_2801

 

高台の「旭山」の銘は「彩雲楼旭山」の号を持つ任田徳次のものだと考えられます。

任田徳次は春日山窯や民山窯の陶画工であった任田屋徳右衛門(1792~1873)の子で、陶技を父に習い民山窯の陶工として赤絵細描の技法に手腕を発揮しました。

徳次の生年・没年ははっきりしませんがおよそ文化14年頃に生まれ、明治16年に66歳で没したといわれています。

慶応年間に内海吉造等とともに卯辰山の藩窯に従事し、明治維新により藩窯としての役割を終えた後にこれを自営に移し自営で陶作を続けました。

なお、徳次の門下には女婿の初代 諏訪蘇山(1851~1922)、春名繁春(1848?~1907)などがいます。

 

組合わせるお品によって赤の色の見え方が変わって見え、新しい発見が出来そうです。

今回は生チョコの器のイメージで写真を撮ってみました。

チョコレートやナッツなどのおつまみをのせて、ちょっとした贅沢な時間のお供にいかがでしょうか。

 

_MG_2807