作品入荷のおしらせ(吉本大輔)
2018年09月22日
日が短くなり、風も冷えてきて、秋を感じますね。暦の上でも明日は秋分、明後日は十五夜となります。晴れ間もあるそうなので、今年のお月見は月が臨めるかもしれませんね。
さて、本日は友禅作家、吉本大輔さんの商品を入荷いたしましたので、お知らせいたします。
吉本さんは、「ごミュ印帳」のカバーデザインを手掛けた作家さんで、先週まで開催されておりました「第40回伝統加賀友禅工芸展」では銅賞を受賞されました。(吉本さんについてはこちらもご覧ください。)
今回はハンカチと帛紗を複数点と、友禅の額を頂きました。
ちょっとした贈り物として人気のプリントハンカチ。
今回は男性にもプレゼントできそうなデザインの物も入りました。
帛紗は古裂の意匠を用いて当店のためにオリジナルで制作して頂きました。
「織物のような連続柄を染め物で表現してみたら面白いのではないか」という話から始まり、友禅=洒落用だけではなく、織物にも負けない存在感や贅沢感があるものを作り上げようということでこの試みが始まりました。
飾帛紗としてはもちろん、茶会でもお使いいただけるようなお品に仕上がりました。
友禅の帛紗はワンポイントの絵があるものが多いので、このようにしっかりと描き込まれた友禅帛紗は珍しいのではないかと思います。
今回は、間道の大きい帛紗と荒磯や嵯峨金襴など文様の描かれた古帛紗の二種類の大きさの帛紗を作っていただきました。
帛紗の柄によって生地を変えていたり、加賀友禅の技法の一つである「ぼかし」を取り入れていたりするので見応えがあります。
ぜひ多くの方にお手に取っていただきたいので、入荷したお品は店頭にはもちろんのこと、催事の「東美アートフェア」や「金沢工芸アートフェア」でも展示販売いたします。皆様のご来場をお待ちしております。
お品は店頭にあるもの以外にもございますのでお気軽にお声がけください。