【箔座】箔アクセサリーのご紹介

2025年03月14日

金箔というとどのようなイメージをお持ちでしょうか。

金沢は国内金箔生産量がほぼ100%ということもあり、お土産ものとしてもよく金箔をあしらった商品が並んでいます。

華やかで煌びやかなイメージの金箔ですが、お土産物の印象が強く地元の金沢では(仏壇以外では)身に付けたり生活に取り入れていらっしゃる方は少ないように見受けられます。

美術業界においても金箔は神社仏閣や仏像、金屏風や工芸品など色々なものに使われおり、なくてはならない存在です。

金沢は金箔の街と言われていますが、金箔を1から製造できる企業は片手で数えられるほどなのだそうです。

2020年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された「縁付金箔」ですが、伝統的な金箔の製造方法である一方、製造までにかなりの手間と時間、そして技術が必要です。箔打紙の仕込みになんと半年かかり、この箔打紙の出来が箔の伸びや出来上がりを左右するほど重要なのだそうです。国宝や文化財の修復にはこの縁付金箔が欠かせません。

金箔の製造方法は伝統的な「縁付金箔」と近代箔と呼ばれる「断切箔」の二種類あります。

「断切箔」とはグラシン紙に特殊なカーボンを塗布した箔打紙を使用し最後はまとめて裁断して形を整える製造方法で比較的低コストで量産できるため近年では主流になっています。

詳しくは金沢金箔伝統技術保存会のHPに金箔の製造方法が載っていますのでご覧ください。

さて、前置きが長くなってしまいましたがこのたび箔座さまの箔を用いた作品を期間限定(3月〜5月予定)で置かせていただけることになりました。

【永遠色(とわいろ)】[純金99%プラチナ1%配合]

  純金に近いながらも独特な色味

【久遠色(くおんいろ)】[純金92%プラチナ8%配合]

  シャンパンゴールドを思わせる色味

箔座独自開発の純金プラチナ箔を使用したアクセサリーをメインに置かせていただいております。

変色の原因となる物質を含まないため、変色しないのも嬉しいポイントです。

ボディは透明なアクリルを使用しているため重量は驚くほど軽く、軽いながらも重厚感と透明感があり不思議な感覚になります。

ネックレス、バングル、ピアスと厳選して店舗にディスプレイしております。

実物をご覧いただけるのが箔座本店、箔座ひかり蔵(東山茶屋街)箔座日本橋(コレド室町)と数店舗しかございません。

この機会にぜひお手に取ってご覧くださいませ。

こちらは箔アートパネルです。

自然光で見ると金の優しい輝きがなんともいえず美しく、洋の空間はもちろん和の空間にもとても映えます。

弊店のお座敷(普段は未公開)は赤い壁なのですが、薄暗い空間に月が出たかのような気分になりました。

縁付金箔の箔打紙は手漉き和紙を使用しているため打ち出された箔に和紙の表情が出ていますね。

箔アートパネルも何種類かございます。

ぜひお店で箔の美しさをご覧くださいませ。

(竹二重花入は下段に活けるのが慣わしとなっていますが、この写真ではあえて上段に入れています)