染付笛吹き汲出

2017年07月15日

 

金沢は新盆なのでこの時期お店などにキリコが並ぶのがよく見られます。

梅雨の最中とはいえ雨も少なく日差しが強いのでお墓参りなどされるときは熱中症にお気をつけください。

さて、本日は柔らかな色い釉薬が涼しげな汲出茶碗をご紹介いたします。

 
染付笛吹き汲出(明末〜清朝初期)

口径 9.0cm
底径 3.8cm
高さ 5.5cm

 

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均等にかかった白い釉薬、軽やかに描かれた笛吹き人物がとても涼しげで爽やかなお品です。

「汲出」というのは、皆さんの想像する湯のみのことです。少し広口なのが特徴で、茶の湯では寄付や待合にて用いられます。

正客様の汲み出しに如何でしょうか。

この見込みに描かれた笛吹き人物は、明代の景徳鎮の民窯で焼かれたものによく見られるモチーフです。

現代でもその爽やかで軽やかな様子がデザインとして使われている様子が見られます。

小さな盃では物足りない方は大きめですが酒呑としてもお使いいただけます。

お茶やお酒がよく映えるお品です。

ネットショップも少し更新しましたのでご覧くださいませ。

 

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