伊万里奈良碗

2017年10月21日

 

先週の「東美アートフェア」ではたくさんの方にご来場頂き感謝申し上げます。

最近はぐっと寒くなり温かなお料理がより嬉しくなる季節になりましたね。

今回は温かなお料理にぴったりの蓋物碗をご紹介いたします。

 

伊万里奈良碗 <明治~大正>
口径   11.5cm
底径    4.7cm
全体高さ  8.5cm

 

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身はたっぷりと深くつくられ、蓋は笠を被せたようにすっきりとしています。

全体は赤く金彩で描かれた唐草を配し木瓜形の窓には花菱が描かれています。

一見派手なようにも見えますが細かい描き込みがないのでうるさくなく、器の取り合わせもしやすいのではないかと思います。

 

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茶碗の見込も蓋の裏と同様に宝珠が描かれています。

おかゆや土鍋ご飯などのごはんものよりおかずの器としての姿が似合う気がします。

豚の角煮や餡かけのものなど中華風のお料理と温めた紹興酒のイメージで写真を撮ってみました。

また、香辛料を効かせたものにすると蓋を開けた瞬間に香りが広がり食欲をそそります。

絵のある器に馴染みがない方にも手に取っていただきたいお品です。

 

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