桜絵輪花小皿
2018年04月06日
記録的な大雪を乗り越え、金沢もようやく暖かくなり、賑わいも出てまいりました。
今度の土日(4月7日、8日)には「春のららら市」というイベントがしいのき緑地で開催され、当店で取り扱っている友禅作家の吉本大輔さんやガラス作家の西山芳浩さんも出店されるそうです。
また、桜も満開になりまして、風に乗って花びらが舞い、道行く人もよく上を眺めています。
今回はこの桜にちなんだお品物を紹介いたします。
桜絵輪花小皿(大正)
横 8.0cm
縦 6.5cm
高 3.0cm
この九谷焼の小皿は大正頃のもので、裏には「福」の銘が入っています。
器型はゆるやかな花菱になっており、中央に凸があります。厚みは薄く、見込みには赤絵と金彩で桜が描かれています。
器自体のやわらかく繊細な印象と、上絵の散りゆく桜の景色がよく合った小皿です。
今回は、窓の外の春を楽しみながらお茶とちょっとしたお菓子をいただく場面を想像して品を取り合わせてみました。
今週は雨も多く、桜の散りも早くなってしまうかもしれませんが、自らの手のひらの中でお花見を楽しむのもいかがでしょうか。