垣内幸彦 作品

2014年09月06日

9月に入り涼しい日が多くなりました。暑い時期には涼しげなグラスなどが活躍しましたが、だんだんと温かみのある器が恋しくなりますね。

今回は普段使いの漆の器を作る現代の作家さんをご紹介いたします。

 

<垣内幸彦>

1955年 輪島生まれ

沈金師古坂保に10年間師事後独立。

石川県立輪島漆芸術研修所で3年間学び、そのこより古代の塗りに興味を持ち独学で始める。各地で個展を中心に活動。

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垣内さんの作品はミャンマーで作られた木地を使い、その木地の特徴を生かすように中塗漆で3~10数回塗重ねて作られています。これは素朴な手法ですが、日常生活
に耐えうる丈夫なつくりなので普段使いにぴったりです。

 

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垣内さんの作品は一点物が多いため、お求めはお早めに!

 

 

漆器は扱いが難しいと敬遠されがちですが、酸などの溶剤や高熱にも耐性があるので大切に使えば何代にもわたって使うことができます。

ただ、長時間の浸け置きや直射日光、強い衝撃などは避けてください。

塗膜がはがれたり割れたりしても塗り直しや修復をすれば何十年も使うことができます。使えば使うほどツヤが増し、手に馴染んでくるので愛着も湧きそうですね。