山本秀平 作品
2015年04月04日
伝統的な紋様を使いながらもモダンな印象を受ける赤絵の酒器と器たち。
今回は繊細な筆遣いで華やかな九谷赤絵細描の作家さんをご紹介いたします。
<山本秀平>
山本秀平さんは1989年、加賀生まれの作家さんです。
以前ご紹介した作家、山本浩二さんの弟さんでもあります。
京都府立陶工専門高等技術専門校の図案科を卒業し、2010年より九谷焼の窯元である株式会社加賀陶苑にて、九谷赤絵の名工であり父である山本芳岳さんに師事し製作を続けていらっしゃいます。
素地は兄の浩二さんが轆轤の型打ちなどで制作し、加飾は秀平さんが担当しています。
見込みにも細やかに絵付けがされています。
細描きの赤絵に青が効いてモダンですっきりとした印象を受けます。
山本さんご兄弟の作品は平成25年度、石川県デザインセンターの選定商品にもなっています。
(デザインセンターの選定カタログはこちら)
赤絵といえば冬に使いたくなるお品が多いですが秀平さんの作品は幾何学模様のすっきりとしたデザインのものが多いので組み合わせ次第でこれからの季節も楽しめそうですね。