二十四節気 芒種

2014年06月07日

10357712_812748895404962_3772193578468592815_o 以前ご紹介した二十四節気のうちの一つの芒種に入りました。お店に並ぶお品もそろそろ本格的な夏に向けて入れ替えの準備をしています。
 金沢は一昨日から梅雨入りし、瑞々しい草木や紫陽花の花が私たちの目を楽しませてくれる時期となりました。日本人となじみの深い紫陽花のお花についてのお話を少し。

 紫陽花の植物名は、「集(あず)・真(さ)・藍(あい)」を合わせたもので真の藍の花が集まって咲くことからつけられました。色が変化するところから「七変化」という別名もあります。近来まで中国伝来の植物だと思われていましたが日本原産であるそうです。 紫陽花の歴史として残る一番古いものは万葉集に和歌が載っています。鎌倉時代頃から園芸品として栽培されるようになり江戸時代には一般的な庭園植物となりました。 茶花では額紫陽花や花容の小さな山紫陽花がふさわしく花入れは竹や籠のものが特に似合います。 生け花では細い葉ものや蔓などと合わせて動きをだし自然のままに生けるのがよいとされています。散歩の帰り道に気になった野の花を連れて帰り、お家にある花器に軽やかに生ければ気分も明るくなりますね。 写真はお堀通りの白鳥路の紫陽花です。